チェーンストアの売上高の推移。ガス価格の闇が潜む

ニューヨーク（ロイター） - 2月の販売数は米国を上回った チェーン各社の今週の報告は、ガソリン価格が上昇している今、買い物客が衣料品や家庭用品にもっとお金を払う能力と意欲を示す最初の兆候となるだろう。 20以上の米国 高級百貨店のノードストローム(JWN.N)やサックスSKS.Nからディスカウント会社のターゲット・コーポレーション(TGT.N)やコストコ・ホールセール(COST.O)までの店舗チェーンは水曜と木曜に２月の売上高を報告する。 火曜日午後に更新されたトムソン・ロイターの既存店売上高指数の推計によると、ウォール街のアナリストらは、少なくとも1年間のオープン店舗の既存店売上高が先月3.6％増加すると予想している。 国際ショッピングセンター評議会は、２月のチェーンストア売上高が２．５─３％増加すると予想している。 1月下旬に国の大部分を襲い、買い物客が購入を2月に延期せざるを得なくなった厳しい冬の嵐から、店舗は追い風を受けるはずだ。 しかし、先週、リビアの混乱で原油価格が２年半ぶりの高値となったことを受けて、ガソリン価格が上昇し始めており、今春の販売が大幅に落ち込む可能性がある。 ガソリン価格がどれだけ上昇するかによって、12月以降失速していた小売り株が再び上昇するかどうかが決まる。 クレディ・スイスのアナリスト、ゲーリー・バルター氏は月曜日のリサーチノートで、売上高は株価が反映している以上に改善していると考えていると述べた。 原油価格が元に戻ると仮定すると、このグループはミニラリーに向かうことになる。 標準 & プアーズ小売指数 .RLX は年初から０．２％上昇しているが、より幅広いＳＰ指数は今年０．２％上昇している。&ペ500 .SPX は５．２％上昇した。 (米国を比較する図については、 既存店売上高とS&P小売指数、link.reuters.com/quk38rを参照してください。) 2月の既存店売上高増加のトップはウェアハウスクラブ運営会社コストコとサックスで、それぞれ7.0パーセントと5.1パーセント増加すると推定されています。 最も業績が低迷したのはギャップ(GPS.N)とティーン向け小売り大手ホット・トピック HOTT.O で、それぞれ０．８％と５．２％の下落が見込まれる。 買い物客が非必需品にお金をかけられるようになってきていることを示す兆候として、いくつかの中堅小売店ではバレンタインデーに宝飾品の売上が増加した。 ゼール・コープ ZLC.N は先週、バレンタインデーの週末の既存店売上高が前年比１２％増加したと発表し、コールズのケビン・マンセル最高経営責任者（ＣＥＯ）は先週、２月に宝飾品が他の商品を上回ったとロイターに語った。 今週報告した小売チェーンの中で、コストコ、ターゲット、J.C. ペニー・カンパニー(JCP.N)も宝飾品の大手販売会社である。 野村証券のアナリスト、ポール・ルジュエ氏は、バレンタインデーはランジェリーチェーン、ヴィクトリアズ・シークレットの親会社リミテッド・ブランズ LTD.N にとって恩恵となると予想している。 ウォール街はリミテッドの既存店売上高が8.3％増加すると予想している。 昨年、個人消費の回復が続く中、ガソリン価格は2008年の高値を大きく下回った。 しかし現在、買い物客はポンプでより多くの金額を支払わなければならず、そのため来店や衝動買いが減少する可能性が高い。 コロンビア大学ビジネススクール教授でシアーズ・カナダ SHLD.O の元最高経営責任者（CEO）であるマーク・コーエン氏は、ビジネスを阻害するであろう途方もないインフレ問題が迫っていることには疑問の余地はないと述べた。 同氏は個人消費の回復が乏しいと述べた。